2010年11月 2010年12月 2011年01月
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パラパラと降っただけ
2010.12.31(金) 雪 2.7℃ P1 U3.0 W65.2%19.1
仕事納め 志願兵五名半日

無事に暮れた・・・(-_-;)

運の悪い志願兵が五人半日あまり出て来た。
なんとか正月開けの出荷のめどがついて、今年も無事に暮れた・・・・はずだった。
午前の便で帰ってくる娘を迎えに行ったペンギンから 「ただいま能登空港上空で待機中」のメールが来た。
そのあとまもなく携帯に、いかにもションボリした声で電話が掛かった。
「飛行機、帰っちゃった・・・・羽田に帰っちゃった・・・・」
ペンギンのとんがらせた口が目に浮んで、思わず笑ってしまった。(^^;)

羽田に戻ったあと、小松行きなら空席があったそうだ。
16時ごろにコマツに着くの便に乗り、降りるかどうかわからないので降りたら知らせるという連絡があった。
とたんにペンギンの元気は復活し、明るいうちに年越しの用意を終わらせる、と大張り切りだ。
σ(^_^)は一応注連縄の交換など、言われたことはした。

待つこと4時間あまり、小松に着いたと言う連絡があり、直ちに出撃・・・と言っても行き先は未定。
事故や雪で足止めを食らうことも想定して、非常用の食料と飲み物も用意して出発した。
いったいどこへ行きゃいいんだ、とあてもなしに有料道路に乗った直後に金沢駅着の連絡があった。
ちょうど珠洲行きの特急バスがあると言う。

こりゃ特急バスに乗ったほうが早く帰れそうだな、と瞬間思ったが、4時間前から張り切っているペンギンにはとても言えない。
うっすら積もった路面が気になってほとんど働く余地のない頭で計算して、電車で七尾へ向かえ、と指示した。
七尾線が積雪のため、大幅にダイヤを乱しているのはニュースで聞いていたのだが。

今朝、カウンターが
ちょうど40,000になった

その後の連絡で、七尾線は三十分遅れており、七尾までは鈍行で一時間半も掛かることがわかった。
七尾へ迎えに行くとσ(^_^)達は二時間も待つことになる。
またまた働かない頭で計算して、津幡で降りろと指示した。
金沢と津幡は急行なら一駅違いだが、年の瀬に金沢市内を走って金沢駅までは行きたくない。

これで目的地は津幡駅に決定した。
カーナビに初めて行き先が入力されて、一件落着・・・・のはずだった。普通に白尾で有料を降りれば。(-_-;)
足元に加えて突風に気を取られ、暗いこともあって白尾のインターを見逃した。オーマイガッ!

有料道路の終点、内灘で降りて、走ったことのない道を津幡に戻り、駅に着くとちょうど電車が入ってきた。
計算どおり、ピッタンコ!
時間合わせのために遠回りしたようなもんだ。(^^;)
七尾線は三十分遅れのはずが、一時間遅れだったらしいが。

娘が羽田のアパートを出たのが朝の8時半、家に帰りついたのが夜の8時50分。
いつもなら2時間ぐらいしか掛からないのに、12時間も掛けたことになる。
おかげでお土産の空弁は賞味期限を4時間も超えてしまったらしいが、我が家では腐るまでが食べどきだ。
食卓には賞味期限から10年余り寝かせたラー油が乗っている。

ドタバタ劇はあったが、とにもかくにも結果オーライ、無事に今年がなんとか暮れた。(^○^)
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2010.12.30(木) 曇り時々雨時々雪 2.2℃ P1 U5.0 W65.2%19.1

年末年始はくよくよと

朝起きてくると、テレビの年末特番か、宮崎県川南町の養豚農家をインタビューしていた。
川南はおふくろの実家がある高鍋町の隣で、同じ児湯郡(こゆぐん)だ。
他人事じゃない。思わず足が止って見入った。

自宅の近くで口蹄疫が次々見つかるときの不安、自分の飼っている豚に症状が現れた朝の絶望を話していた。
手塩に掛けた豚が殺処分される情景を自分でビデオに収めていたが、その心境は察して余りある。
何の落ち度もないのに、自分の生活基盤があっという間に根こそぎにされる理不尽。
空っぽになった豚舎は、少なくとも来年一年の無収入を明示している。

あの人達に比べれば、まだまだ自分は恵まれているのだ。
先行きの漠然とした不安ぐらいで精神安定剤を飲んで、年末年始をまったりしていては宮崎県の酪農家に申し訳ない。
何の役にも立たないのはわかっているが、せめて年末年始くらいはくよくよとして、暗い顔で過ごしてもいいじゃないか。
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2010.12.29(水) 曇り時々雨時々雪 4.6℃ P1 U5.0 W65.0%19.2

正月休み

正月は一ヶ月延期して旧正月とする、と天下に号令したのは一週間ほど前のこと。
ところが全員の休暇予定が出そろってみると、1月1日から3日まではほとんど誰も出てこないことになっている。
どうやら社長の命令は無視して、各自の受け持ち範囲の進捗状況などから談合しているらしい。

年内にすっきりとは終わらなかったが、納期には間に合うめどがつき、正月三が日は休めることになった。
しかし今日の出来具合から判断すると、大晦日も出勤しなきゃならない運の悪い奴らが二、三人いそうな案配だ。
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2010.12.28(火) 曇り時々雨 5.4℃ P1 U3.5 W65.2%19.1

危うし?マヨイガのお椀

ご覧の通り、またお椀はいっぱいに戻っている。
さすがはマヨイガのお椀
ところが最近気がついたのだが、これとは別にアンコの入った鍋があった。

今年残った餅は食べてしまわなきゃならない、と称してペンギンが朝から鍋のアンコで少しずつぜんざいを作っては食べている。
ひょっとして、あの鍋のアンコがマヨイガのお椀の源泉?
源泉が枯れると、いかなマヨイガのお椀に入ったアンコといえども、復活は出来なるかも知れない。
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写真はたぶんバニラ味
2010.12.27(月) 曇り時々雪か雨 4.4℃ P2 U3.3 W65.0%19.1

ふっくら(アズキ風味)

能登有料道路の西山PAには珠洲名物のいも菓子と、田鶴浜名物のみそ饅頭、ふっくらが販売されている。
お土産として買って行くには便利なのだが、穴水から羽咋市柳田までは片側一車線だ。
ところどころにある追い越し区間では、セナ対プロスト並みのバトルになる。

せっかく苦労して追い抜いたのに、西山PAに入るとむざむざ抜き返されてしまうのが嫌で、普段は止まることはない。
が、昨日は義妹の旦那の運転だったし、運転手自らが喉が乾いたからと西山PAに入った。

報道によると、チョコ味、バニラ味、イチゴ味しかなかったふっくらに、アズキ風味バージョンの新製品が出たらしい。
アンコ大好きなσ(^_^)としては見逃すわけにはいかない。
ペンギンに頼んで買ってきてもらったら、同乗者の分も含めて五つ買ってきた。
すぐに食べてみたところ、冷凍してあるのでクリームはカチカチに凍っていて、さっぱり味がわからなかった。

一周忌の帰り道、定員どおりの数だったのに、なぜかふっくらが一個余っていた。
わけを聞くと、ペンギンと義妹が半分コしたのだそうだ。
残ったふっくらを家に帰ってから、おふくろと半分コして試食してみた。

クリームは完全に溶けていたが、やっぱりアズキ風味は感じられなかった。
あっさりアンコを入れたらどうや、と思わんでもないが、それじゃ洋菓子じゃなくて饅頭になってしまう。
その辺のさじ加減が難しいのだろう。
おふくろの感想は単純明快、「まーかった。」
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今、あらためて見てみると
オバQのパクリっぽい
2010.12.26) 雪のち雨 0.7℃ P2 U3.0 W65.0%19.4
除雪出動

義兄の一周忌

三週連続日曜出勤を命じながら、言いだしっぺが仕事せずに法事で休むというはなはだバツの悪いことになった。
ひどい風雪の中での墓参りも予想され、ペンギンは礼服以外には着ることのないスカート対策をとった。

タイツのほか、ユニクロで買いこんだヒートテックのレギンス、ショートパンツ、鬼のパンツなどなど(順不同敬称略)の重装備で下半身モコモコ。
尻が大きく見えないかな、と気にしていたが、もともと尻は大きいからその程度の増量で見分けがつくわけない。さらさらない。
喪服の上にはコートと、重ねて長男のおさがりの黒い防寒コートも着込んだので、足はちょっと見えるだけ。
どう見てもペンギンの着ぐるみが歩いているようにしか見えない。(^^;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ペンギンで思い出した。
日本のパソコンがNECのPC9801しかなかった時代の終焉する直前、エディター(テキスト編集ソフト)がスクロールと検索速度を競った時期があった。
N88BASICからMSDOSへの移行期だった。
そのエディター戦国時代の最強エディターが、知る人ぞ知るペンギンエディターだ。

その最終形態は、DOSなのにマルチウィンドウで複数ファイルを扱えるという恐ろしいものだった。
使い勝手は、うまく動いているときは他の名だたるエディタとは別次元だったが、試作段階のβ版だったので、すぐに暴走した。
エディターが暴走すると、それまで書いたプログラムがパーになってしまうので、いくら便利でも怖くて使えたもんじゃない。

バグが取れて正式版が発売されるのを心待ちにしていたのだが、ある日忽然としてソフトハウスもソフトも姿を消した。
ほんとかどうか知る由もないが、開発者がどっかの医大生で、医師の国家試験に受かったため、やめちまったと言う噂だった。
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雪は脅かされたほどじゃない
2010.12.25(土) 大雪警報 0.7℃ P2 U3.2 W64.8%18.8

板金屋

来るか来ないか、心配していた板金屋は昨日から来てくれた。
出荷当日、積み込みのトラックを待たせて塗装をしていた修羅場もくぐったことはあるが、専門外の外装張りは自力でどうすることもできない。
ジャスト・イン・タイムで工程を組んでいる現場組立作業に間に合わない事態ともなれば、腹かっさばいてお詫びしなきゃならない。

もう死んでしまったが、同級生のヨシローの親父が板金屋をやっていた頃、全く納期を守らないことで有名だった。
おかげで工期が遅延した現場は山ほどある。
あんないいかげんな板金屋だと、とてもプラントの仕事なんかは頼めない。


屋内でできる板金工事は
ふつう ありえない


いま頼んでいる板金屋はヨシローの下で働いていた職人が独立して開業した。
以前の勤め先が反面教師になったか、納期はきっちり守り、仕事で穴を開けたことはない。
実のところ、遠方の仕事は終わって、昨日から能登町の現場に入る予定だったが、そこは外注してうちに来たのだそうだ。

仕事を依頼するとき、無理ならほかに頼むつもりで電話するのだが、電話に出るのはいつも奥さん。
どこの奥さんも欲張りとみえて、どれだけ旦那が忙しくても、できませんとはもう言わない。
必ず行かせますから、と懇願されるので、ちょっと危ないなと感じても依頼せざるを得ない。

きっと今回も、奥さんに尻を叩かれてきたのだろう。(^^;)
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サンタの長靴ならいいかも
あるいはワラグツとか
2010.12.24(金) 雨のち雪 3.8℃ P2 U4.3 W65.0%18.9

大リーグは無理かも

大雪警報が出たので、足下を冬モードにした。
長靴には入りそうにないので、とりあえず手持ちの安物ブーツを使ってみたが、どうしてもアンクルウェイト二段構えは無理だ。
で、まあこんなふうにするのが精一杯、片足2kgにスペックダウンを余儀なくされた。
目標をマイナーリーグに格下げしなきゃならないかもしれない。

足が弱われば寝たきりになり、ペンギンの手を煩わせることになるだろう。
そうならないための愛妻トレーニングなのに、肝心のペンギンは

「ほんなダラなこと しとったら、今にどっかにケ躓いてかやって 足のホネ折って寝たきりになるワッ!!」

と、にべもなくバカにするばかり。(-_-;)
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2010.12.23(木) 天皇誕生日 曇り 11.8℃ P2 U5.0 W65.4%19.2
どなた様の誕生日であろうが仕事 来年の正月は旧正月まで延期(^^;)

月月火水木金金

今年は身の丈以上の仕事を引き受けて、お盆休みもなかったのだが、どうやら正月も怪しくなってきた。
11月の初め、高野山方面へ行ったとき、増えた仕事量がちょっと荷が重いな、と感じたのだが、やっぱりそのぶん重かった。

不況の今、仕事があるだけでもありがたい。
きついのはわかっていても、ついつい欲張ってしまう親方の心情も察してくれぃ。
納期は絶対なので、来年の正月は旧正月まで延期を宣言した。なはは・・・(^^;)
ここではσ(^_^)が法律なのだ。

総大将は年がら年中、城を枕に討ち死にの覚悟は当然だが、社員にはてんでの家庭の事情がある。
労働基準法無視の大号令は発するが、従うかどうかはおのおのの裁量に任せるところはいたって民主的。
白板にスケジュールを書かせるだけで、それ以上の干渉はしないのが並の封建領主と一線を画すところだ。
正月元旦に出てくる覚悟がある忠臣もちゃんといる。(^○^)

ところで、板金屋はだいじょうぶなんだろうなあ。
金沢のあっちまで仕事に行っているらしいけど。
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年賀状の絵柄
隠し文字がミソ
2010.12.22(水) 雨 10.1℃ P2 U3.2 W65.2%19.2

能登島カントリークラブ破綻

石川県や旧能登島町などが出資した第三セクターのゴルフ場が破綻した。

バブル宴たけなわの頃、地価といっしょでゴルフ会員権は必ず値上りし、転売するたび労せずして儲かるものと信じられていた。
会員権は市場で値上りしながら永久に売買され続け、市場価格をはるかに下回る(はずの)預託金を返還請求するバカはいない、ことになっていた。

当時、ゴルフ場開発を計画するだけで預託金が集まり、元手がなくても工事費が調達できておつりが来た。
ゴルフ場開発に関わらない不動産屋と建設会社はバカかアホとされたもんだ。
実需を伴わない預託金目当ての日本列島総ゴルフ場化で踊った結果は周知の通り。
バブル崩壊とともに大手五社を除いた建設業界は死屍累々の惨状となった。

会員権売買だけが目的の泡沫ゴルフ場の会員権は、いまや暴落して預託金をはるかに下回る。
損して市場で売るやつぁいないから十年待って預託金を返還請求することになるが、そんなもん、造成時に使ってしまっている。
いまごろ請求されたって残っているわけない。
幾多のゴルフ場がつぶれて会員権はタダの紙切れになった。

能登島カントリークラブが今まで生きながらえたのは役所がバックにいたからだろう。
民間資本ならとっくの昔、つぶれてしまっている。
どっちにしても、ゴルフはやらないσ(^_^)には関係ないが。(^○^)
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2010.12.21(火) 曇り 6.8℃ P2 U3.2 W65.0%18.2

目指せ大リーガー

アンクルウェイト(足首の錘)を1kgから2kgに増量したのは今年の10月のこと。
手で持つとくたびれるくらいずっしり重たいのだが、さすがは足は筋肉の量が違う。
すぐに慣れてしまった。

靴下が長くなってスペースに余裕ができたので、退役した1kgも付けてみた。
足首がこわばって、階段がちょっと降りづらいが、歩く分にはたいした違和感がない。
スクワットも腕立て伏せも腹筋もノープロブレム。
今日から足首3kg×2 手首0.5kg×2でいくことにした。
ただし小便のたびの懸垂は、さすがに五回が厳しくなる。

ウェイトの合計が7kgで、現在の体重が65kgとすると、あわせて72kgだ。
成長期のピークを迎えた二年前は75kgになんなんとしていた。
とすれば、あの頃のほうが今より運動負荷が大きかったはず。
はて、σ(^_^)はいったい何をやっているのだろう????
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社員の一人がお裾分けに
持って来た大根。
これでも小さめだそうな。
おふくろのとだいぶ違う(^^;)
2010.12.20(月) 雨のち晴れ 11.0℃ P2 U3.2 W65.2%19.1

斃而后已

鉄工所仲間の葬式に行ってきた。
本葬が終わったあと、棺に献花する最後のお別れという儀式があったが、親戚縁者に紛れ込んで参加した。
見分けがつかぬほど変わり果てた顔に、「ようがんばったな。」と一声掛けて別れを告げた。

生前奥さんが、「戌年だからせわしなくて、ちょっともじっとしとらん。」とあきらめ顔で話していたことがあった。
アパートの家賃で悠々自適の生活なんて、できるはずもなかろう。
最後まで走り続け、文字通り「斃れてのち已んだ」一生が故人に一番似合っている。

σ(^_^)のイプサムのMP3プレーヤには演歌からクラシックの声楽曲まで306曲を雑多に放り込んであり、24時間ランダムに演奏している。
セレモニー会館の駐車場を出たとき聞こえていたのは、日本のクラシカル・クロスオーバ歌手、Yuccaの歌声。
フォーレのレクイエムの中で一番好きな第4曲、「Pie Jesu」だった。
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小春日和
2010.12.19() 晴れ 4.2℃ P2 U5.0 W65.2%19.8
第四コーナを回ったので、もはや今年の休日はない。九人出勤

赤口

六耀の一つ、しゃっく(あるいはしゃっこう)と読む。
正午だけが吉の、凶日だ。

年明け早々、親戚に嫁取りと嫁入りが続くことになった。
お祝いを持って行きたいが、今日は赤口で凶日、23日の祝日は仏滅で、その次の日曜日は義兄の一周忌で出かける。
持って行く日がない、とペンギンが朝から悩んでいた。

そこでσ(^_^)は、かの有名な江川卓の「空白の一日」に匹敵する名案を考え付いた。
正午と言っても一瞬だけ吉ってこたないはず。
前後三十分ぐらいは正午と解釈していいだろうから、この時間帯を狙ってお祝いを届ければいい、と教えた。
すぐにペンギンはこの案に飛びついた。

正午ちょっと過ぎに尋ねたら、両親とばあさんの顔が揃っていた。
玄関に立ったまま、延々ととめどなく続くペンギンの無駄長話を、12時半を越すと縁起が悪くなるぞ、とやっと切り上げさせて戻ってきた。

帰ってきてから調べてみると、正午の前後一時間は午の刻として認められているらしい。
知らなくて幸いした。
そんなこと最初から知っていたら、あのまま一時間も立ち話をボケッと聞かされる羽目になるところだった。(^^;)
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吊り上げ能力?千トンの
超巨大クローラクレーン
キャビンと言うより上屋を建てた
左奥に見えるのは
同じクレーンのカウンターウェイト
2010.12.18(土) 小雨 5.0℃ P2 U2.3 W65.4%19.6

ある訃報

志賀町にある○ト鉄工の社長が亡くなったそうだ。
同じ鉄工所でも向こうは鉄骨専業だから守備範囲がちょっと違う。
志賀原発二号機工事がたけなわの頃は、窓口になってずいぶん世話になった。
おかげで珠洲原発反対派には原発推進協力企業として悪名が知れ渡ったが、特に石は飛んでこなかった

姉と同じ戌年で三つ歳上だったが、なぜかほとんどタメぐちに近かった。
原発が終わってからは取引もないのだが、何を言いたかったのかわからない長電話もよく掛かってきた。
σ(^_^)とまったくタイプが違う経営者だったので、お互いに相手の中に自分が持っていない部分をうらやましく思っていたふしがある。
富山県に賃貸アパートを建て、やっとローンが終わったから、引退したら家賃で悠々自適の生活を送るんだ、と言っていたのはいつだったか。

お互いに割に合わない商売をぼやきながらも、ここまで励ましたり励まされたりしてきたのに、先に逝かれるとさすがにへこむ。
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2010.12.17(金) 晴れのち雨 8.4℃ P2 U5.2 W65.2%19.6

受講票

建築士の定期講習と、設計事務所の管理建築士の受講票が揃った。
定期講習のほうが十日前に来て、管理建築士のほうがずいぶん遅かった。
左が建築士会、右は建築士事務所協会が主催する。
並べてみると様式はほとんど同じ、同じところへ金が吸い込まれるのは見え見えだ。(-_-#)

法改正の原因が原因だ。
講習の中身はどっちもおそらく、「廊下を走るな」とか「横断歩道は手を上げて」みたいな話を丸一日聞かされるのだろう。
やっとれんなー。(-_-;)
某歯科医院の車庫はまだ完成していなかった。
今日、見に行ったら天井を張っていた。
最後の一枚を張り終わると、ほんとに完成。
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2010.12.16(木) 曇り時々雨 6.4℃ P2 U3.0 W65.4%19.7

シャッター交換

近所の某歯科医院車庫のシャッター交換工事が終わったようだ。
手元にはなぜか建築確認申請の副本が置いてある。(^^;)
完成予定日(普通あてにならないが)からすると、1980年4月吉日に開業したようだ。
30年ももったら軽量スチールシャッターとしては上出来だ。

ここの歯科医院を新築したとき、基礎工事が終わった段階で建築主の歯科医師の父親(故人:ペンギンの親でもある)が現場に来た。
やおら図面と磁石を持ちだし、トイレの位置が悪いと言い出したのには参った。
基礎工事はどのみち義父が経営していた建設会社だったし、鉄骨には関係なかったので、勝手にしてくれと突き放したら、ほんとに機械室とトイレを入れ替えた。

σ(^_^)が佐藤工業の本社設計部にいた頃の会長は武勇伝に事欠かない人だった。
会長名義の土地を売ってホテルか何かを建築していたときのこと。
くい打ちが終わった段階で会長が現場を見に来て、建物の方向が悪いと言い出したそうな。
杭を打ってしまったから今から変更はできない、と上申すると、それなら土地を売るのはやめると言い張ったそうだ。

あれにはシビレた、と当時の東京支店の工事課長が話していた。
その後の工事がどうなったかは聞いていない。
くだんの工事課長は茨城県の鍛造工場プロジェクトで関わったのだが、なぜかσ(^_^)とは犬猿の仲だったし。
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もう1kg増やすかな
目指せ大リーガー
2010.12.15(水) 雪 3.2℃ P2 U3.4 W65.4%19.8

冬支度

早朝から降り始めた雪は一日中降り止まなかった。
降っては溶けるので積もるほどじゃなかったが、今年の初雪と呼んでいいだろう。

積もると作業靴にスニーカーというわけにいかなくなる。
わけてもこの靴は水が漏る。(-_-;)
このシーズン、長靴を履かなきゃならないのだが、大リーガー養成ウェイトをつけたまま入る長靴があるだろうか。

全身乙女のような繊細な肌なので、靴下でふくらはぎを締めると痒くなる。
外出の時などウェイトをつけないときは、足首までの短い靴下をはいている。
ところが短い靴下ではウェイトが柔肌に直接触れて痛い。
やっとこ見つけた使い古してゴムが伸びた長めの靴下は、毎日使うのでぼろぼろになってきた。

というわけで、ペンギンが新たに買ってきてくれた靴下はこんなに長かった。
全面的に痒くなったらどうしようかと心配したが、意外にここまで引き上げると痒くない。
それにサポータをしたみたいに足が軽くなる感じさえする。

靴下が解決したので、あとは長靴だ。
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2010.12.14(火) 曇り時々雨 10.1℃ P2 U3.4 W65.8%19.4

松井秀喜 アスレチックスへ

なかなか決まらずやきもきさせられたが、やっと松井の行き先が決まった。
成績がすべて、いくら名が知れていても情け容赦なく解雇される大リーグだ。
日本のプロ野球には逃げ帰った出戻り組が山といる。
全盛期のように引く手あまたとは言えなくても、大リーグの第一線で必要とされ続ける、あんたはえらい!

中小企業緊急雇用調整金を来年も申請するため、赤字決算にせざるを得ず、・・って、ほんとに赤字だけど(^^;)・・銀行の風当たりが強くなりそうだ。
銀行の受けはよくなくても、お客さんの信頼が厚いうちはがんばらなくっちゃ、と思う今日この頃。
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今朝の卯辰山第二隧道
換気用風管が膨らんでいる
やっぱり貫通してない
2010.12.13(月) 雨 9.8℃ P2 U3.0 W65.4%19.5

ヒヤリ・ハット

今日はペンギンの診察日で、早朝金沢へ向かった。
交通安全運動中のこととて柳田街道はあんまり気持ちよくないが、幸い威勢のいいのが追い越していったのであとをついていった。
おかげで穴水まではあんまり頭を使わずに済んだ。

有料道路に入ってから、運悪くトロトロと制限速度で走る迷惑な車のあとになってしまった。
こうなると別所岳の追い越し区間まではどうしようもない。

やっと追い越し区間が来た、とアクセルを踏もうとしたらパトカーがたくさん止まっている。
あじゃ、なにごとだ、と思ったら、金沢方面の左車線に車が一台派手に裏返っており、ワゴン車がそばに停車している。
女の子が笑顔で携帯電話を掛けていたが、裏返った車の持ち主なのか、相手の車なのかはわからない。

雪道でもないのに直線道路で何でひっくり返るんだろう。
アホなやつがいる、と気を取られていてふと前を見ると、警官が車線変更を指示しているのに、前を走っていたトロトロ車が停車している!!
急ブレーキを踏んでぎりぎり追突を免れ、アホの仲間入りをせずに済んだ。
警官の指示通り、普通に車線を変更しろよ。(-_-#)

σ(^_^)は改めて交通安全運動などやらなくても、日頃から安全運転を心がけている。
追い越しは急加速(雪道除く)アクセル全開で手早く済ませ、車間距離は充分とって急ブレーキは踏まないようにしている。
それでなくてもなるべくブレーキは踏まない。ブレーキパッドが減るし。
40年の安全運転歴のなかで、今日の急ブレーキはいちばんヤバかった、と思う。
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not 寒戸の婆
but 砂かけ婆

not〜but〜の構文を覚えよう
2010.12.12) 曇り時々雨 7.6℃ P2 U5.0 W65.0%19.2

寒戸の婆

風の強い日が続き、海が荒れて蟹漁師は稼ぎ時なのに出漁できないそうだ。
柳田國男の遠野物語によると、こんな風の吹く日には寒戸の婆(サムトのババ)が帰ってくると言われている。

このおばあさん、寒戸と言う、いかにも東北っぽい名前の集落から行方不明になったそうな。
たまに戻ってくるくらいだから、おそらく死亡届は出ていないだろう。
戸籍上は今も生きていることになっているに違いない。
壱岐島では200歳のおじいさんが生きていることになっていたそうだが、ひょっとしたら寒戸の婆の方が新記録かも。

寒戸の婆は若いころ、山の神にたぶらかされていなくなったと言うから、きらめく青春時代があった。
砂かけ婆(スナカケババァ)はかわいそうに、生まれた時から既にババァだったそうだ。
本人が子泣きじじぃを相手に愚痴っていた場面を、どっかで見たことあるから間違いない。

子泣きじじぃ

ワンコご飯異論

消息筋からの情報によると、今どきドッグフードを喜んで食べる犬は田舎モンだそうだ。
都会のハイソ犬の間では、ワンコご飯を食べるのがヘルシーでエコロだとされているらしい。


「こんばんは」エピローグ

エアコンを取り替えたとき、もらったエコポイントのうち九千円分をシーサイド(ショッピングセンター)の商品券と交換してきた。
見知らぬ青年が前売り券を売りに来た映画、「こんばんは」が上映されるラポルト珠洲はすぐ近くで、駐車場は隣り合わせだ。
上映時間がわからなかったので何とも言えないが、駐車場にはほとんど車が止まっていなかった。
入場者が不足して、赤字になったら誰が負担するのだろう。

結局うちの経理は「急に言われても。」と、映画の前売り券を買わなかったらしい。
懐が痛まなかった分、心が痛む。m(_ _)m
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2010.12.11(土) 雨 11.8℃ P2 U0.4 W65.0%19.2

こんばんは

昼過ぎ、事務所に背の高い見知らぬ若者が入ってきた。
一月から始まるパソコン講習の生徒かと思ったら、明日ラポルト珠洲で上映する映画の前売り券を買ってくれないかと言う。
一枚350円の前売り券を10枚セットで買ってもらえたら、上映前に協賛企業として読み上げるそうだ。

夜間中学に通うお年寄りの話だそうで、たぶんいい映画だろう。
ところが超出不精のσ(^_^)は仕事が絡むか、首に縄をつけられてペンギンに引っ張られでもしない限りは外出しない人なのだ。
丑年の真骨頂と言える。

地縁血縁腐れ縁の義理があるならともかく、参加する気もない行事に3,500円も寄付する気にはなれない。
しかし、青少年の健全育成に寄与するかも知れないし、あんまり無碍にもできない。
不在だった副社長に後ほど判断を仰ぐことにして、くだんの青年にはお帰り願った。
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冬支度終了
数年前、必ずダンロップを、
とさんざん念を押していたのに
ブリジストンをつけて来やがって、
交換させたいわく付き品
2010.12.10(金) 曇 9.0℃ P2 U4.2 W65.4%19.3

ワンコご飯

σ(^_^)は三食米飯の模範的日本人だ。
ただし朝っぱらから腹も減っていないため、減量も兼ねてご飯はほんの一口だ。
ペンギンによそわせるとどうしても多くなりすぎるし、多すぎる、と注文をつけると機嫌が悪くなるので、自分でよそうことにしている。(^^;)
まるでニャンコのご飯だと、ペンギンとおふくろは口をそろえる。

ペンギンの朝食のおかずは大皿一枚にあれやこれやと全部盛りつける。
洗う食器の数を減らしているらしい。
今ではパンだが、以前はご飯も大皿に乗っていたので、σ(^_^)に言わせるとまるでワンコご飯(別称 犬まんま)だ。

ただしドッグフードに慣れた近頃の犬は、残飯にイワシのダシ殻たっぷりのおつゆをぶっかけただけのワンコご飯など、またいでいくらしい。
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2010.12.09(木) 曇り時々雨 6.4℃ P2 U1.4 W65.4%19.3

冬支度

タイヤショベルがチェンを履いた。
いつもは屋外に放置してあるが、寄る年波には勝てず、冬になるとケツ(エンジン部分)を屋根の下に入れておかないと始動しないそうだ。
これで一応冬の備えは終わった。

σ(^_^)のイプサムは零戦乗りの息子が跡を継いだ、特に名を秘す某タイヤ屋に冬支度のタイヤ交換を頼んである。
11月いっぱいに付け替えるという約束が、いっこうにやりそうな気配がない。
白いものが降ってこんとやる気がせん、と以前はうそぶいていたが、その頃はまだ夜中に車を取りに来て交換する体力があった。

子供が独立したので週休二日にしたそうだが、そのうえ夜中も仕事するほどの体力はもうなかろう。
実働時間からして、以前と同じだけのお客をさばけるはずがない。
ほかははしょって、σ(^_^)のタイヤだけはちゃんと換えろよ。(`ヘ´#)
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2010.12.08(水) 晴れ 9.0℃ P2 U2.3 W65.6%19.7

大根

おふくろの豪華菜園で取れた大根。
大根を作ったのか、菜っ葉を作ったのかよくわからないような出来だ。(^^;)
どっちにしても両方食べてしまうのだが。
おふくろは、これは日陰だったし育ちが悪いけど、車庫の裏のは太くなっている、と言訳しきり。

この大根、柘植の生け垣そばに植えたのだろう。
厳しい環境でもしぶとく生育する柘植を、栄養豊富な畑に植えたのがまずかったようだ。
育ちすぎて畑の日当たりを悪くしてしまった。

衆人環視の中で畑仕事はきまり悪かろうと、生け垣で囲ったσ(^_^)のやさしさがアダになったか。(^^;)
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2010.12.07(火) 雨時々曇り 7.6℃ P2 U3.2 W65.4%19.5

出荷再開

安宅の関方面の定番品だった、なんかよくは知らないコンベヤのフレーム。
最盛期には月産10〜15台も出荷していたのだが、ほとんどが北米への輸出なので、リーマンショックでバタッと止まってしまった。。
最後に出荷したのが2009年2月にその年最初で最後の一台だから、1年10ヶ月ぶりの出荷だ。
去年と今年は年産が一台と言うことになる。(-_-;)

繁忙期にはとてもやってられないので、暇なときに半製品を作り置きしていたのだが、急に生産休止になったので七台分も寝かせてしまった。
当分は北米の見込みはないという情報もあって、図体がでかくて邪魔だしよっぽど処分しようかと思っても見たのだが、しぶとく抱えていてよかった。
長年の不良在庫がやっと陽の目を見た。
錆び落としが大変だったが。(^^;)

10トン車に三台積まないと運賃が出ないのだが、当分は数が見込めそうにないので、運賃の足りない分は補填してもらおぅっと。
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50,000円+消費税
+運賃24,500円
2010.12.06(月) 晴れ 17.2℃ P2 U1.5 W65.4%19.4

予備のホイスト

先月、天井クレーンのホイストが相次いで故障して、えらい目にあった。
二度とあの思いはしたくないので、予備機を用意することにした。
滅多に出ない5トンホイストが、130円で出るのを待っていたら、「ウサギ転がれ 木の根っこ」の待ちぼうけだ。
以前八万円で買い手がつかなかったホイストならそのうち出るだろう。

意外に早く、別の出品者から別のものが出た!
それも一度に軌上型5トンホイストが三台と、2.8トンが一台が五万円均一。
出るときには出るもんだ。
軌上型2.8トンも予備として欲しいところなのだが、親のカタキみたいな三菱製なので問題外。

5トンホイストのうちの一台は130円ホイストより製造年が4年古いけど、同型で予備に置いておくにはぴったんこだ。即決。
もう一台は11月8日に降ろしてオーバーホールした北西ホイストと同じタイプで、すでに交換部品がないことがわかっているのでパス。

悩んだのは最後の一台、日本ホイスト製上下二段スピード付で2000年製造の最新型だ。
これも五万円だが、残念ながらレール間隔がまったく合わない。
当面使い道はないのだが、見送るにはあまりに惜しい。
終了一時間前まで買い手がつかなかったので、目をつぶって入札した。
将来、出荷クレーンをもう一台上げることも考えてみるか。

狙いの一台は無事五万円で落札したが、日本ホイストの方は終了までもうあと30分というところで高値更新したやつが現れた。
がんばってまで買う気はないけど、安く落とされるのもシャクなので、嫌がらせで十万円を超えるところまで吊り上げてから降りた。
相手はおそらくは中古機械販売の業者だろう。
たぶんこのホイストなら30万ぐらいで売れると踏んだに違いない。

無事落札したお目当てのホイストの代金を送金しようとしたら、オークションに使っている口座の残高がぎりぎりだ。(-_-;)
日本ホイストが間違って十万円で落ちていたら、えれぇこっちゃった。(^^;)
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電源
送信機   受信機
諜報機関が敵陣で使用していた
2010.12.05) 晴れ 14.4℃ P2 U3.2 W65.2%19.5
休み

副葬品

叔父さんの入棺に立ち会って、娘や孫娘達があれやこれやと副葬品を入れるのを見て違和感があった。
親父の時は何にも入れなかったような気がする。

人類が発生した昔から、男は戦いで死んでいく消耗品だ。
・・・と考える男と、子孫を生育しなければならない女の、死生観の違いだろう。
あるいは単なる家風の違いか。

死んだ宮崎のばあちゃんの話では、親父は空襲警報が鳴っていても釣りをしていたそうだ。
そうかと言って、釣り道具を入れてみたとて、あの世では逆に魚につつき回されているに違いない。
σ(^_^)が行く散髪屋の親父もまたしかり。(^^;)

振り返って我が身はどうだろう。
肌身離さず愛用しているものなんて何もない。
パソコンは毎日触るが、さりとてパソコンそのものには愛着はない。

たとえばちょっと前まで凝りに凝っていた軍用無線機(使ってないけど)はどうだろう。
何年も探していたので、入手したときはうれしくて、あの世まで持って行きたいと思ったくらいの逸品だ。
当然不燃物はお棺の中には入れられないが、それはさておく。
このクソ重たいものを胸の上に乗せられたら、焼きあがる前に肋骨が折れる。

と言うわけで、お棺の中には何も入れなくてもけっこう。
あの世で必要なものはあの世で調達する。オークションで。(^○^)
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2010.12.04(土) 雨のち晴れ 7.4℃ P2 U4.0 W65.2%19.5

嘆願書

商工会議所から長ったらしい文面の署名用紙が回ってきた。
あまりに前フリが長くて、署名欄は下のほうにちびっと、五人分しかない。
陸山会のように、状況証拠は真っ黒だけど、物証はすべて消してあるならコトは起こらない。
最初に動かぬ証拠がありきでは、ひたすら長々とお願いするしかない。

一見、談合が発覚した建設会社の助命救済の嘆願書に見えるが、実は存亡の危機にあるのは商工会議所だ。
大規模店の進出で商店街は衰退し、グローバル化で製造業は絶滅寸前、農林漁業は無関係。
このうえ建設業まで廃業が相次ぐと、そもそも商工会議所を維持する基盤がなくなる。
嘆願運動に商工会議所の力が入るのもむべなるかな。

ところでこの嘆願書、誰ンとこへ提出されるんだろう?
公取委が受け取るはずもなし、ひょっとしたらこの道のプロ、小沢いっちゃんのとこ?
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2010.12.03(金) 雨のち晴れ 14.2℃ P2 U5.1 W65.4%19.1

マヨイガのお椀

柳田國男の遠野物語の中に、食べても減らないマヨイガ(迷い家?)のお椀の話がある。
マヨイガとは正直者が山の中で道に迷ってたどり着く不可思議な家のこと。
その家からたった一つだけもらってくると御利益があるのがマヨイガのお椀だ。
あとでもう一度行こうとしても二度と見つからないと話が決まっている。

おふくろがご飯のあとにさりげなく出してくるこのアンコのお椀は曲者だ。
敵は長年の付き合いで、σ(^_^)の好みを熟知している。
アンコが別腹だと当然知っていて出すのだ。

子供にたくさん食べさせて大きく育てようとする母親の本能がまだ働いているのだろうが、今頃成長させてどーする。
メタボになるだけじゃないか。(-_-;)
うっかりその手に乗ると、せっかく65kgまで減量した体重が70キロオーバーに戻るのは目に見えている。
三時のおやつにちょっとなめる程度にして、ご飯のあとに食べるのだけは避けよう。

恐ろしいのはこのお椀を空にしても、次の日にはまたアンコでいっぱいになっていることだ。
おふくろいわく、「なんぼでもあるぞ。」
マヨイガのお椀か。(-_-;)
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2010.12.02(木) 晴れ 15.5℃ P2 U1.2 W65.4%19.2

簡易書留

クソっ腹は立つが、建築士事務所協会に続き、建築士会にも送金して、受講申込書を簡易書留で送った。
ところが窓口の手続きを見ていると、一週間前に事務所協会へ送ったときと様子が違う。
何が違うか記憶は薄らぼんやりなので、帰ってきてから受領証を見比べてみた。

そうそう、一週間前には差出人や送り先をハンド・スキャナーみたいなもんで写し取っていたので、感心したんだった。
それが今日は旧態依然の手書き伝票に戻っている。
同じ郵便局の同じ窓口なのに、12月をまたいだだけでいったい何が起こったんだ?
郵政改革法案に固執する国民新党の亀が、またぞろいちゃもんつけたのか?
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2010.12.01(水) 晴れ 15.8℃ P2 U2.3 W65.2%19.1

変形しない骨皿

斎場、すなわち火葬場はこの辺りではサンマイと呼ぶ。
仏教用語の三昧に通じるのだろう。
この辺りだけの呼び名か調べて見ると、名古屋地方にも火葬場をサンマイダと呼んだ時代があったらしい。
σ(^_^)は中学生のころだったか、いまの飯田小学校近くにあった飯田町のサンマイの煙突修理で窯の中に入って、しこたま頭から灰を被った。
コウモリダコを食べる前に、σ(^_^)はすでに不死身だったかも知れない。(^^;)

町や村に一つずつあったサンマイは、現在蛸島町の市営斎場に統一されている。
暗くなると誰も近寄らなかった飯田町のサンマイだが、いまではすぐそばまで住宅が建っている。
住んでる人はきっとサンマイがあったことを知らないんだろうなあ。(^^;)

叔父さんは十数年前に建替えられた蛸島のきれいな斎場で灰になった。いや、骨だけになった。
ピカピカのステンレスの骨皿に灰はなかった。
親父のときは灰の中から骨を拾ったような気がするがなあ。
ステンレスの骨皿が焼けるとスルメを焼いたように激しく変形するはず。
蛸島の斎場が建替えられる前の古い窯で、変形しない骨皿を頼まれて試作したことがあるが、見事に失敗した。(-_-;)

そっと骨皿に触ってみると冷たい。窯には入っていない。
窯から出したあと、骨格の原形をとどめるようにうまく乗せ換えたのだろう。
叔父さんの骨は箸で拾ったあと、手箒でさらえてこっきり全部骨箱に納まった。
お義兄さんの骨拾いのときのように、ペンギンが騒ぐ事態にはならなかった。
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