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2012.03.15(木) 主桁の下フランジと、補強(になってない)L型鋼のフランジは溶接してあるが、コーキングとさほど変わらない。 開先を取った突合せ溶接ではないので、強度的には意味がない。 |
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支承部のスチフナーは主桁ウェブの座屈止めくらいの意味はあるだろう。 |
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支承部スチフナーの裏。 |
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同じくフランジ補強部の裏。 どういう強度計算でボルトの本数を決めたのだろう。(-_-;) Mission complete. |
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2012.03.14(水) やっと補強部材が届いた。 鋼板を組み合わせて図面のL型鋼に似せてある。 |
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溶接ひずみは見事に修正されてまっすぐ。 |
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主桁支承部のすちフナーになるL型鋼は主桁のH型鋼の隅アールに合わせて整形。 |
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主桁フランジ補強(補強になってないけど)用のL型鋼もどきをHTB(高力ボルト)で締めているのは現場監督。 |
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断面が随分食い違っているが、σ(^_^)のせいじゃない。 |
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曲がってないけど腐っていた欄干を取り替えた。 |
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同じくもう一箇所。 色が違うのは手持ちの材料の都合。 |
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2012.03.10(土) ゲージを当てがって下穴を開ける。 |
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アトラー(磁石式ボール盤)で高力ボルト用の穴を開ける。 これが予想通り最大の難工事。 どうしてもアトラーが使えず、二人がかりの人力で開けた穴もひとつある。 |
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この穴を使って厚みだけ元の38mmのL型鋼を締め付けるのだそうだ。 元のフランジと補強L型鋼のフランジは縁が切れたまま。 いったいなんの意味があるんだ? |
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スチフナー替わりのL型鋼を取り付ける穴。 これはまあ意味がないわけでもないが、現場でやるんだからメタルタッチは夢のまた夢。 もともと端横桁のスチフナーは上下ともフランジに溶接するのが標準設計。 これで補強材が来なければ何もできない。 しばらくお休み。 |
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2012.03.09(土) 橋の裏側は塗装業者が清掃中で、予定変更、どうでもいい欄干の修理から開始した。 酸素であらあらの寸法で変形部を切り離す。 |
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綺麗な切り口になるよう、チップソーで切り直す。 |
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オークションで買い集め、馬に食わせる(多分食べないと思うけど)ほどあるシャコ万で拘束して角パイプを仮付する。 |
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溶接姿勢の中で一番難しい、上向き突合せ溶接。 |
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上向き溶接でも隅肉ならそれほど難しくはない。 |
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溶接ビードを削りとって出来上がり。 |
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本日のメインエベント、外桁フランジ切断。 神をも恐れぬ所業だ。 さり気なく切っているが、最大切断能力9mmの1番火口で38mmの厚板を切るのは難しい。 誰にもできるような技ではない。 |
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あ〜あ、ほんとに切り落としてしまった。(-_-;) やめたほうがいいと強く止めたんだからね。 コーナーから応力集中と疲れ破壊でクラックが入ってもσ(^_^)のせいじゃないからね。 |
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盛大にグラインダーで切断面を整えて今日は終了。 |
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2012.03.08(木) 仮設足場ができたというので現地を見に行った。 左手が川上で、こちら側が右岸になる。 足元がいいので、せっかく用意した長靴が無駄になった。(-_-;) |
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鋼橋では主桁の数が普通は三本で、真ん中の主桁を内桁、外側を外桁と呼ぶ。 左岸川上側の外桁の下フランジを外側だけ切り落とせと言う。 そんなご無体な。。。。。 |
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排水管が用をなさず、凍結防止の塩カルを含んだ水が滴り落ちて腐食したらしい。 裏面はけっこう腐食が進んでいるが、それでも元厚の7割は残っている。 元厚とは製造時の材料の厚みのことで、超音波厚さ測定の試験問題に出ていた。 ただいま即席試験勉強中なので知っている。(^^;) |
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内側を見ると横桁が主桁の座屈を拘束している。 横桁の端部の納まりは鉄骨と随分違うが、鋼橋ではごく普通のやり方だ。 疲労破壊を防ぐため、スチフナーと下フランジとは溶接せず、メタルタッチとする。 σ(^_^)もなんどか実際に設計した。 |
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支承部のスチフナーも外側だけ切り落とす。 そりゃあいいが、端っこのスペースのないところで孔を開けるのが大変だ。 |
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内側には端横桁のボルトがじゃましている。 設計寸法は無視して、既設ボルトの間になるように孔を開けることにする。 高力ボルトの数さえあってりゃいいだろ。 |
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ひしゃげた欄干も修理する。 内側からぶつかるのが普通だろうが、外側がひしゃげている。 たぶん誰かタイヤショベルで雪を捨てるときに、バケツに当てて曲げたのだろう。 |
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2012.02.17(金) 話は立ち消えになったかと思っていたら、突然現場監督が来訪。 やっぱりやるんだ。 補強材は高信頼溶接用のSN鋼と言う特殊なL型鋼なので、客先手配となった。 何十トンもあればともかく、たった1.5mで製鉄会社が作ってくれるはずがない。 だいたい溶接もしないのにSN鋼を使わなきゃならんと言う仕様書がそもそもおかしい。 |
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2012.01.24(火) 唐突に橋の補修工事を受注したので手伝ってもらえないかという電話があった。 七尾のコンクリートプラントの入れ替えで、かろうじて縁があるだけのご指名だ。 メールに添付されていた図面を見て我が目を疑った。 橋の主桁のサビがひどいから、フランジを切り取ってそのかわり、L型鋼をボルトで当てがうことになっている。 補強にならず、よけい弱くなるからやめたほうがいい、と強く進言した。 |
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