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材料クレーン修理 2016

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2016.11.16(水)
やっと電気屋が来て、電源の継ぎこみを終了、今日から材料クレーンが動きだした。
足場をばらして完全撤収。

Mission complete.
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2016.11.12(土) 六日目 上架
いよいよ上架の日。
ラフター(レッカー)は9時前からもう待っている。.
ホイストのフックはじゃまにならないよう、縛っておく。

吊りピースに四点吊りチェンスリングを掛ける。
一本あたり2トンだから、能力は仰角60度として四本合わせて7トン近くあるが、重たいのでこれまで誰も使った形跡がなかった。
この日のために買った(ヤフオクで落札した)ようなもんだ。
同じコースを逆にたどって角度を90度回す。
向こう側にエルフ、手前にフォークリフトの配置も同じ。
ここでフォークリフトで持ち上げて、ホイスト点検床を取り付ける。
ところが取り付けでつまづき、修正のため、三十分ほどレッカーを待たせることになった。
三十分でも一時間でも三時間までは同じ費用なので、どうでもいい。
レッカーのそば、ギリギリまでフォークリフトがバック。
フックが待っている。
ところがフックが大きすぎて、チェンスリングのリングが入らない。
ワイヤーとシャックルを使って引っ掛けた。
クレーンガーダが宙に浮いた。
やっぱり斜めにしないと上げられない。
右側(東側)にロープを結びつけて、回転しないようにしている。
これをこの辺ではハンド縄と呼び、祭りのキリコにも付いている。
ハンドはHandではないと思う。
西側に待機している作業員の手がクレーンガーダに届くとハンド縄の役目は終わる。
無事上架終了。
ガーダの上を歩いてフックを外しに行く。
これも手摺の効用。
フックを外してレッカーは撤収。
ちょっとした手違いはあったが、一時間掛からなかった。
やっぱり24,000円。
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2016.11.11(金) 五日目
クレーンを降ろしてから気がついたのだが、ホイストモータの軸受を交換しておいた方がいい。
おそらくもう三十年ほど使っているはずだ。
そろそろ、と言うよりとっくに寿命が来ているはず。
泥縄でベアリングを注文したので、やっと今日、上架の前日に揃った。
誘導電動機は大変丈夫でめったに壊れないが、唯一の弱点はこの軸受だ。
軸受にガタが増えるにつれ、だんだん負荷電流が増えてきて、最悪巻線を焼いてしまう。
その前に、やたらブレーカが落ちるので気がつく。
先日、出荷南東ホイストの軸受を交換したばかりだ。
これは転ばぬ先の杖。
明日の上架に間に合わないとして、電気屋に応援がついた。
午後になると応援が二人に増えた。
手前にいるのは電気屋ではなく、駆動ギヤにグリスを塗っているうちの社員。
軸受交換が終わって、ホイストにはカバーが取り付けられている。
東側サドルの手摺を取り付けた。
ホイスト点検床は上架直前に取り付けることにする。
電気工事は終了しなかったが、走行モータの動作方向だけは回してみて確認したそうだ。
そういえば、サドルは試運転済みとして購入したが、ほんとに回るか、確認してなかった。
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2016.11.10(木) 四日目
一回目の錆止を手塗りさせて懲りたので、二回目はエアレスを使った。
電気屋が盤の配線に来ているが、今日は取り付けただけ。
中塗りしたいところだが、時間がないので社内色ですぐに仕上塗装。
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2016.11.09(水) 三日目
降ろす時に苦労したので、吊りピースを付けた。
これで四点吊りチェンスリングが使える。
寄ってたかって第二種ケレン。
上に上がっているときには直せなかった東側ホイストの非常ブレーキカバー。
ホイスト同士のストッパも兼ねているので、カバーは頑丈なものを作ったのだが、ボルトが外せなかった。
高いところでは直せなかったが、下に降りてしまえば簡単、と楽観していたが、やっぱり直せなかった。
ボルトが折れこんだので、別のボルトにステンボルトを溶接で継ぎ足してごまかす。
これで非常ブレーキ関係は分解できないことになったので修理不能だが、非常ブレーキなど一度も必要なかったから、いいや。
これはおそらく万一ブレーキが効かずにフックが高速で落下しようとした時に発動するものだろう。
修理できたとしても、役に立つのかどうか、試験のしようもない。
ホイストが横行するとき引っ張って歩く、ケーブルカッシャーのアームを作っている。
この方法ががいいのかどうかはわからない。
工場内でエアレスを使うのはあんまりか、と手塗りさせたのだが、こんなに暇がかかるとは思わなかった。
失敗だったかもしれない。
半日かかっても錆止が終わらない。
電気屋が配管に来ている。
最後は人海戦術で錆止塗装をなんとか終わらせた。
右端は電気屋。
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2016.11.08(火) 二日目
クレーンガーダがサドルに乗っかるベースプレートの裏の腐食がひどいので、鉄板を一枚当てることにした。
クレーンガーダの寸法は実測したところ、図面通りだったので、東側サドルに図面通りの穴を穿ける。
まずは小型アトラで下穴から。
続いて大型アトラでφ18の穴穿け。
鉄板一枚増えたおかげで六角HTBの長さが足りなくなってしまったが、ボルト側の座金を一枚外して対応した。
自分ちの品物だし、摩擦接合ではないんで、これでかまわない。
新しいホイスト小屋の屋根のブラケットを付ける。
屋根は薄板で腐食が激しいので、交換を念頭に置いてボルト止めとした。
イソヒヨドリが巣作りしていた場所だが、残念ながら仕切板が下まで達しておらず、反対側からもアクセスできる。
プライバシーが守れないとして、おそらく今後は巣を掛けないだろう。
今回の大修理の目玉の一つ、手摺を取り付けた。
西側サドルに電源盤のブラケットと、ガーダの端に制御盤のブラケットを付けた。
あとでわかったが、電源盤の高さはもっと高くしないと配線の取り回しができなかった。
これで以前と同じ高さなのだが、サドルとの位置関係が違っていることに気が付かなかった。
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2016.11.07(月) 一日目 着工
今週一週間は長物の切断を止める覚悟を決めた。
レッカーが来る前に、まずは電源ケーブルを切り離す。
9時にレッカー登場。
通称ラフターというタイプで、能力は25トン。
前回はクレーン下に設置したが、今回はレール越しに吊り上げるつもりらしい。
およそ4トン、と根拠のないヤマカン重量を告げておいたので、それを信用したかも知れない。(^^;)
工場の中はこの夏から秋まで働き続けた円筒溶接機を一時片付け、ど真ん中に据えるつもり。
最初は手持ちの二本吊りチェンスリングを使おうとしたが、何やら滑りそうで不安なのでやめた。
レッカーが持ってきたワイヤーを借り、絞って玉掛。
クレーンガーダはレールの幅より長いので、当然斜めにしないと降りてこない。
実測重量はレッカーの荷重計の表示で3.5トン、フックの重量があるのでおそらく3.3トンぐらいだそうだ。
当たらずといえども遠からず。
工場の中に二トンエルフを待機させて荷台に載せる。
レッカー側にはフォークリフトが待機している。
レッカー側をフォークリフトで受ける。
ワイヤーを外し、エルフとフォークリフトがシンクロしてソロリソロリと移動。
この時点でレッカーは撤収。
作業は三十分で終わったが、三時間保証で料金24,000円。
珠洲市に一台しかいないんだから、選択の余地がない。
遊んでいるときのほうが多いみたいだし、しょうがないわな〜。
なんとか工場内の天井クレーンが使える位置までそろそろ移動。
この高さだとチェンスリングでも怖くない。
工場内で90度方向転換。
この方向転換があるので円筒溶接機は邪魔だった。
ホイストがぶら下がっているので、架台の上に載せる。
すぐにホイスト休憩小屋の屋根を切り落とす。
手前のサドルに簡単なスノープラウが見えるが、これでも随分効果があった。
続いてサドルを切り離した。
切り離した東側サドル。
なんと東側サドルの中にイソヒヨドリの巣を発見。
今年、ここで雛が孵ったことは確認している。
同心円状にきれいに作られた巣だ。
さすが声良し姿良しのイソヒヨドリ。
溶接止めしてある電線管を切り離す。
次はボルト止めにすることにした。
電気屋も様子を見に来た。
再塗装も重要な修理項目なので、ケレンが命。
なんと西側サドルにも小鳥の巣があった。
イソヒヨドリが出入りするところを見た覚えがないし、作りが雑なのでケツフリの巣だとして認定トライ。
主がいなくなった材料クレーンの走行レール。
この姿を見ると、知らない人なら何のための鉄骨かと不思議がるだろう。
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2016.06.15(水)
六月は暇になる予定で始めた材料クレーンの改造修理だが、急に忙しくなった。
いつになるか見当はつかないが、暇になるまで桜の木の下で待機することになる。
想定よりシワにはならなかったが、一液ウレタン塗料と付着しなかった部分がある。
これは一体なんだろう。
やっぱり商売物には無理か。
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2016.06.14(火)
朝一に中塗り塗装は某社支給の一液ウレタン塗料。
重ね塗りできないと噂のある一液ウレタンの上に、ポリアルキスが乗るかどうか試してみることにした。
午後からポリアルキスの社内色を仕上塗装。
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2016.06.13(月)
朝一に錆止塗装一回目。
午後から錆止塗装二回目。
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2016.06.11(土)
サドルの改造部材が一式揃った。
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2016.06.10(金)
ホイストの休憩屋根を作っている。
これまでは東と西と別の屋根の下に置いていたが、ひとつ屋根の下のほうが効率がいいと気がついた。
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2016.06.09(木)
サドルの改造が終了して、塗装待ち。
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2016.06.08(水)
東側サドルの外側に手摺を付けている。
西側には工場の屋根があるので手摺の必要はない。
西側サドルの改造が終了した。
こちらは駆動輪側で、モータカバーの形状が東側とちょっと違っている。
同じく従動輪側の様子。
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2016.06.07(火)
東側サドルの駆動輪側にスノープラウのホルダーを付けたところ。
このホルダーは走行ストッパに激突するので、頑丈に作ってあり、ホルダーそのものも雪をかき分けるようにしている。
残念ながら、先端にはクッションゴムを取り付けるため、ケンケンに尖らすわけにはいかない。
同じく西側サドルを裏返しにして、駆動輪側にスノープラウのホルダーを取り付けているところ。
西側は測定が簡単なので、クレーンガーダの取り付け穴は穿けて、テーパ座金まで付いている。
ホルダーにスノープラウを入れてみたところ。
自重でレールに常に接触して、レール上の雪を掻き落とす。
冬期以外も常にレールと接触していることになるが、大して摩耗はしないだろう。
これまでは冬期だけ、接触させるような構造にしていたが、誰も高いところに上がってまで切り替えしなかった。
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2016.06.05(土)
西側サドルの駆動輪上に点検蓋のサポートを付けた。
左側に立っているのは電源盤のブラケット。
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2016.06.03(金)
東側サドルのモータにカバーを取り付けた。
なにせブレーキモータに全く防水してないんだから、かなり厳重な屋根となっている。
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2016.06.02(木)
東側サドルにクレーンガーダを取り付ける穴は、現物を確認できないため、おろして測定してから穿けるつもり。
東側へ渡れないための不都合がここにもある。
駆動部のない車輪にはカバーをボルト止めするが、車輪がサドルより上に飛び出ているのでバルジを付けている。
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2016.05.30(月)
手摺の錆止塗装。
右横の歩廊の付いた手摺は売り物。
東側ホイスト点検床と電源盤、操作盤のブラケットができた。
まずはいらない付属品の切除からサドルの改造に取り掛かる。
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2016.05.26(木)
手摺を作り始めた。
東側ホイスト点検のための梯子付き点検床を作っている。
駆動ギヤに給油しやすくするための蓋を作った。
すぐに錆びついて動かなくなることを想定して総ステンレス製とした。
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2016.05.03(火) 憲法記念日
三連休の初日、混載便が動くわけなくて、昨日入荷したサドル。
運賃は元払いで12,000円だった。
日通に頼んで引き取りに行かせてもたいして変わらないだろう。
いくら屋内仕様だと言ったって、全く防水する気がないとは信じらんね〜。
三菱マークのケースの裏にはブレーキの調整法と回路図が書いてある。
この回路図、最初見たときは配線間違いかと思った。
普通ならブレーキ解除の直流ソレノイドの電源は、三相200Vの一相を拾って整流し、200Vの直流電源を得る。
日立では交流ソレノイドなので、モーターのどれかの相とパラレルになっているだけの簡単な回路だ。
この回路では一相に整流子が直列に入っているので電圧は不明だが、電流はモータ電流と同じになる。
ソレノイドには電圧駆動と電流駆動の二種類があるのだろうか。
ブレーキ調整は中心の押しネジだけだから、簡単だ。
その右、ブリッジ整流子が裸で入っている。
ケースは全く防水してないのに、いいのか、これで。(-_-;)
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2016.04.21(木)
オークションでサドルはめったに出品されないので、考えないことにする。
ちょくちょく利用する中古機械商社に見積もりを取ってみた。

エントリーナンバー1番 日本ホイスト 全長1,800 価格50,000円

全長が短いのは許容スパンが短い。逝ってよし。
エントリーナンバー2番 三菱電機 全長2,130 価格70,000円

全長と車輪の大きさは魅力だが、三菱はブレーキの修理ができないしなー。
エントリーナンバー3番 三菱電機 全長2,130 価格90,000円
2番とほぼ同じものだが、値段の差は実物を見ないとわからないのだろう。
エントリーナンバー4番 日本ホイスト 全長2,360 価格50,000円

モータが上にあるので、メンテナンスがやりやすそうだ。
これに決めようと思っていたのだが、ブレーキがついているかどうか確認を依頼したところ、ブレーキなしという返事が来た。
日本ホイストのブレーキは特殊で、見た目ではブレーキなしに見える。
しかし素人目で判断は無理だし、間違ってほんとにブレーキ無しだと使い物にならない。
ここは泣く泣く諦めて、エントリーナンバー2番に決めた。
3番でなくて2番にした決め手は、迷ったときは安い方、と言うσ(^_^)の基本方針による。
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2016.04.20(水)
屋根の上に上がって、走行サドルの覗き穴から車輪の状況を見た。
車輪の偏摩耗は大したことなく、フランジに至ってはあんまりこすったような気配もない。
ところが・・・・・
歯車がえらいことになっている。
車輪と一体の大歯車のほうが摩耗して、噛み合いが外れる寸前だ。
このままではいつ空回りしても不思議ではない。
ひょっとして時々空回りして異音を発生しているのかも知れない。
このサドルは前回修理の時にすでに補修部品がなくなっていたので、サドル全部を交換する必要がある。

普通、ピニオン(ドライブギヤ)のほうが大歯車(フォロワーギヤ)の三倍ほど働くので、たいがいすり減るのはピニオンの方だ。
この場合、ピニオンが鋼で、大歯車が鋳物だという材質の差だろう。
サドルとクレーンガーダの取付部の腐食も激しい。
ビームがサドルの上に乗っているので外れて落ちる心配はないけど。
反対側(東側)のサドルが簡単に点検できないのも問題だ。
塗装し直しは当然だが、手摺をつけて東側にも行けるようにしたい。
できれば日立のサドルが扱いやすい。
見積もりを取ってみると

TL5-28(荷重2.8トン スパン12m)  299,800円
TL5-30(荷重3.0トン スパン16m)  341,000円
TL5-56(荷重5.6トン スパン18m)  476,000円

と言う結果だった。
スパンは14.1mだが、現在使っているのはケチってTL5-28相当だ。(^^;)
めったに修理できないし、屋内仕様のサドルを屋外に使うハンディもあるので、少なくともTL5-30は使いたいところだ。
しかし、おそらく納期は数ヶ月だろう。
いつ壊れるかわからないのに。。。。
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2011年4月の某日、材料クレーンの走行音が異常に大きくなったという報告があった。
ひょっとしたら2004年に肉盛修理した両フランジ車輪が偏摩耗したり、フランジが欠けていたりしているかも知れない。
肉盛りしたあと、どうせビードは潰れるだろうと予測して、切削加工なしの手抜き施工が仇になったか。
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