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鯉幟柱改め旗棒転倒機 for 榮一郎バージョン 業務日誌

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2017.09.09(土)
今日は鋼材問屋が休みでトラックは来ない。
天気にも恵まれた今日、一気にかたをつけることにした。
まず、旗棒立てに転倒装置のフレームを先に取り付けておく。
作業がしやすいように、とウィンチを外して置いたのだが、載せるものはともかく、ぶら下げるものは先につけておいたほうがいいことがわかった。
ウィンチの向きは、ウィンチが傾いても上限リミットのレバーが自重で下るこの方向に限る。
作業がしやすいように、と方向転換用の滑車を先に取り付けておいたのだが、ワイヤーの先端のシンブルのせいで通せないことがわかった。
これを、気が利きすぎて間が抜けていると称する。
このあともシンブルのサイズを考慮しなかったせいで障害が発生した。無視したけど。
いよいよ柱が出動する。
工場のスパンより全長が1m以上長いので、理論的に方向転換は出来ない。
入り口を使い、あっちやりこっちやりして90度回す。
所定の位置まで来ると、材料クレーンで吊り上げ、方向転換する。
柱の根っこのピンを刺したあと、柱に滑車ブロック(ランドセル)を取り付ける。
ランドセルのカバーも入れておく。
このあと、ウィンチのワイヤーを伸ばして滑車に通していくことになるが、緩め方を間違えてワイヤーが出てこなくなってしまった。
四転八倒したので写真を撮っている暇はなかった。
いきなりワイヤー掛けが終わっている。
ワイヤーカバーとランドセルカバーを取り付ける。
ところがウィンチを巻き上げていく途中、ワイヤーカバーとランドセルカバーが干渉するアクシデントが発生。
倒したときと起き上がってしまったときの二位置しか検討していなかった設計ミス。
ランドセルカバーは半固定とすることにしてごまかした。
角柱部分の上下にピンを入れ、安全装置の閂を掛けて完成。
神社の木製の旗棒だと、閂だけで倒れ止めをする。

Mission complete.
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2017.09.08(金)
旗棒立ての方も同色に仕上塗装。
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2017.09.05(火)
全部繋いだ旗棒を下から見る。
多少曲がっているが、ぐるぐる回転する軸ではないので放置する。
いくら太くしても、鯉のぼりに強風をまともに食らうとやはり曲がってしまうので、その時一緒に直すことにする。
先端から見る。
滑車が全方向に回転する機構。
100Aと80Aを繋ぐレジューサの突合せ溶接部で、100Aの方はグラインダーが掛かっている。
削り上げる指示はしてないが、なぜかレジューサのほうが100Aのパイプの外径より大きかったので、ごまかしたのだそうだ。
仕上塗料は奥の方に見える黒沢建設の円筒用を流用した。
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2017.09.04(月)
柱の一番下は切りっ放しだったのだが、万が一、ピンが折れた場合は力が掛かるため、ダイヤフラムを入れて補強した。
全部塞がっていないのは水抜きのため。
鯉のぼりの紐が絡まないように、滑車をぶら下げる輪っかは360度回るようにした。
しかし、上で絡むか、下で絡むかの違いで、どっちがいいのかやってみないとわからない。
100Aと80Aを繋ぐレジューサの突合せ溶接部は裏当金を入れた。
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2017.09.02(土)
塗装をし直すため、ウィンチや滑車など駆動部品を外せと指示したが、転倒装置をそんぐり取り外したほうが早いと気がついた。
ボルト四本で止まっているだけなので、ちょっとバランスは悪いが外すのはさほど難しくない。
これが29年前に設置したオリジナルの旗棒立て。
あちこちの神社に納品した実績がある。
ワイヤーブラシでケレン(サビ落とし)。
こてこてに錆止塗料を塗った。
これが心臓部のウィンチ。
新品を買うと意外に高価で、20万円ぐらいする。
昔は現場組立もやっていたので、こんな道具が必要だった。
これの他にもう一台ある。
二台あるのは、吊り上げてから横引きするときに必要だったのだろう。
もちろんヤフオクなどない時代なので、買ったときは新品。
外した部品もケレンしたあと錆止塗装。
柱の下部を作っている。
右の端に曲がりを延ばした既設柱をつなぐ。
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2017.09.01(金)
ワイヤーを四本掛けにするため、転倒装置の滑車ブロックに穴を穿ける。
難しいが、なんとかしろと命じたら、フォークリフトを足場にしている。
いいアイデアだ。
これも難しい。
念のため、柱下の閂を少し上にずらしたいので、穴を追加工した。
角柱の一番上にはダイヤフラムが入っていた。
切断した時、水が出てきたので、水抜きの穴を穿けた。
しかし、柱のてっぺんまで水が貯まるとかなりの量だが、柱を倒したときに出てきたことはなかった。なぜだろう。
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2017.08.31(木)
来年の五月までに直せるか、心配になるくらいだったが、やっと暇が出来たので、柱を倒すことにした。
こんなに曲がっている。
ランドセルを外して、柱と駆動部を切り離す。
ランドセルを背負わすパイプの径が大きくなるので、これはもう使わない。
荷車に乗せて歪取りプレスのある第二工場へ運ぶ。
一番細いφ48.6x3.0は1.3mを残し、マジックの位置で切り離す。
φ114.3x4.0と角丸を切り離す。
歪取りプレスで曲がりを伸ばす。
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2017.06.06(火)
ランドセルカバーとワイヤーカバーを酸洗いした。
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2017.06.05(月)
角丸とランドセルの本付溶接。
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2017.06.03(土)
ランドセルのカバーが出来た。
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2017.06.02(金)
ワイヤーカバーの本付が終わった。
角柱とφ114.3の丸パイプを繋ぐための角丸の仮付が終わった。
既設品を改造して使おうかとも考えたが、作ったほうが早いと判断した。
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2017.05.30(火)
ランドセルカバーの仮付。
細長いのはワイヤーカバーで、これも先端を設計変更して作り直し。
ワイヤーに塗ったグリスが鯉のぼりに付着しないよう、被りも深くした。
ランドセルの仮付。
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2017.05.29(月)
柱に背負わせる滑車ブロックの板取り。
以後、重機屋の通称を真似して、ランドセルと呼ぼう。
これはランドセルのカバー。
鯉のぼりの尻尾や綱がよく引っ掛かって苦労したので、引っ掛かるところが少なくなるよう、作り直す。
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2017.05.22(月)
図面が出来た。
柱の根元のPL3x150x150の次はφ89.1x4.0だったが、これをφ114.3x6.0にアップした。
このパイプは七尾火電の定期修理の余剰品で、多分材質はSUS316かなんかの高級ステンレスだろう。
ちょっと使ってあって長さは3,700だった。
その分を柱先端のφ48.6x3.0を切断することになるが、せっかくなので他の追随を許さないようにしたい。
あんまり欲張ると補強の意味がなくなるので、2,700切断し、従前より全長を1m長い16.2mとした。
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2017.05.10(水)
柱を引き上げるときの力を精算してみたら、改造前の329kgから511kgに増加している。
現在200kgのウインチを三本掛けしているので、200kgx3=600kgある。
そのままでもギリギリ大丈夫だが、余裕が無いのは不安だ。
どうせ柱に背負わすランドセルは作り直しだから、ついでに四本掛け800kgに増力することにした。

ちなみにφ6ワイヤーの許容荷重は、切断荷重1,810kg/安全率6 = 300kgとなっている。
四本掛けで1,200kgまで耐えられるので、二倍の余裕がある。
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2017.05.07(月)
今日が鯉のぼりの最後だと、強風をついて無理やり揚げたのだが、昼寝をしている間に柱が曲がってしまった。(T_T)
こうなりゃかねてからの計画通り、柱を太くしちゃる!
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